庄屋屋敷:江戸末期から栄えた、造り酒屋

江戸の風情をそのままに

「男山」「錦鷹」「鳶正宗」「福泉」数々の銘酒を造った大箸酒造。
江戸末期天保の時代から昭和40年ごろまで続いた造り酒屋。
平成の当主に代わり花咲乃庄に生まれ変り、新しさと古さを揃えた文化村として歩みはじめました。
ここ花咲乃庄(大箸邸)は、国の文化財として、文化庁へ登録されるよう磐田市より申請され、H20年3月、主屋など7件全てが国の有形文化財に登録されました。

総合評価として、主屋(母屋)・蔵2棟・納屋・井戸小屋・堀が一体で残り、庭・石・樹木を含め江戸末期から明治初期における、庄屋屋敷の状態を個々の建物だけでなく、その全体的な景観を含め、よく保たれている数すくない貴重な資料だということです。
また花咲乃庄の天保の庭園のドウダンツツジが磐田市天然記念物として指定されました。

江戸末期から栄えた、造り酒屋・・・酒造業は、昭和40年まで営んでおり、幕末には庄屋も務めた旧家です。
江戸時代から明治、大正にかけての建造物が住宅全体として良く保存されているなどとし、塀や井戸小屋も同時に文化財として認められた「花咲乃庄」は、当時の雰囲気をそのまま今に伝えています。

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